安達太良山の最新情報
世界は拡大するコロナ禍で苦しみの中にあります。日本においては、冬の訪れと共に、コロナ感 染者は増加の一途をたどり、年末に至り、爆発的な拡大とも言える状況に直面しています。「マス ク、手洗い、うがい」以外の感染対策が公的には大きく広がらず、医療機関の逼迫、困難が予想 される中、コロナウイルス感染症を克服する具体的な道筋が見えてきません。年が明けて1月8 日には再び東京および隣接する三県に対して「緊急事態宣言」が発出されることが避けられない 見通しです。
日本山岳ガイド協会では、昨年4月の「緊急事態宣言」の前後に、山岳四団体(日本山岳会、日 本山岳スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、本協会)として、登山そのものの自粛 を呼びかけました。また、日本山岳ガイド協会独自に「緊急事態宣言」の解除後の業務再開に向 けての指針として、ガイド業務時における基本的なコロナ対策のガイドラインを設け、一般登山 者には三密の回避、山麓での地元との接触の抑制、通常以上の安全登山により山岳遭難を防止し レスキュー関係者、医療機関への負担をかけないことを呼びかけてきました。
振り返ってみて、登山が直接の原因と思われる感染の報告は現時点では確認されていないよう に思います。これは、登山者自身の基本的な対策の徹底、山小屋関係者の収益を犠牲にしての宿 泊者の制御や山小屋内の改善等の努力奮闘によるものだと考えられます。ただ、登山関連ではな いものの、旅行ツアーにおける集団感染の事例などを見ると、集団における登山での感染が検温、 事前の体調の自己管理だけでは、防ぎきれるものではないこともあきらかです。 登山ガイド、 山岳ガイドだけにとどまらず、登山者全体、山岳関係者が基本的な生活上の注意や感染対策、「マ スク、手洗い、うがい」をおこなった上で、その次の段階でのコロナ対策が求められる事態にな ってきたように思います。
(今後のコロナ対策の考え方)
次なるコロナ対策とは、登山口を閉鎖するのではなく一言で言えば、「コロナ感染者が入山しな い、山麓にも近づかない」対策です。無症状感染者を含めたコロナ感染者をできるだけ早く発見し、感染を拡大させない工夫を登山界が率先して行う事です。現在、多くの登山者が行っている 登山前の検温や、体調の自己点検を越える積極的な対策が求められてきています。
コロナ陽性者を発見する最も有効な手段はPCR検査であると言われています。すでに他のスポーツ団体では、試合に臨む前にPCR検査を義務付けている競技もあります。もちろん、現在 のPCR検査においても、いったん陽性の検査結果が出た後に再検査で実は陰性だった、簡易検 査で陰性だったのが実は陽性だった・・・などの不正確さが散見されることも事実です。また、 検査時点での陰性に過ぎず、その後の生活で感染することはいくらでも考えられます。それでも、 感染者をできるだけ早く見つけ出す意味からPCR検査は有効だと考えられます。ごく一部の自 治体を除いて、国、地方公共団体によるPCR検査が極めて受けにくい現状の中ではありますが、 登山関係者自身がすすんでPCR検査を初めとしたコロナ対策を始めることを考えてほしいと思います。
(今ある有効な手段を最大限生かし、コロナ感染拡大を防ごう)
昨年夏以降、唾液検査をはじめとしたPCR簡易検査が、少しずつ登場し始めました。スマホ、 パソコンから検査キットを取り寄せ、検体の郵送により極めて短時間のうちに検査が可能となり ました。また、短時間の受診で感染の有無が確認される医療機関もあります。 12月以降は、一部の大型ドラッグストアで検査キットが安価で購入できるようになり、PCR 検査は容易になってきたので、登山者が率先してPCR検査を受けることを勧めます。
また、従来は高山病対策の機器と考えられていたパルスオキシメーターによるSpO2(血中酸 素飽和度)の計測も、コロナ感染対策に一定の効果があります。コロナ感染者が、すでに炎症性 の肺炎を起こしていた場合、極めて初期でも肺機能の低下によりSpO2は確実に低下します。も ちろん、無症状感染者、感染しても肺疾患には至らない場合は、発見できませんが、登山パーテ ィーが集合した時点で、このSpO2を計測し、数値の低下が見られた者が入山しない事で、感染者の登山は止められます。極めて高価だったパルスオキシメーターですが、現在、需要の増加も あって安価で入手が可能です。コロナ対策だけでなく、コロナ禍以降も国内でも一定以上の標高の山でも使用の意味があり準備したい機器のひとつです。使用は簡単で、手のひら半分ほどの大 きさの機器に指先を入れるだけで一分以内での計測が可能です。
コロナウイルス感染は、もはや社会との接触が少しでもあれば可能性のある状況になりつつあります。自分だけは感染しない、現在、感染していないと言い切れる人はほぼいません。清浄な空気の山に感染の原因を持ちこまないためにあらゆる努力をしていきましょう。~2021年1月5日付 公益社団法人日本山岳ガイド協会 代表理事 理事長より~
(ツアー参加者へのお願い) 福島県は昨日6日に新型コロナウイルスの感染者が40人が確認されています。県内各地でのクラスターや職場・家庭での感染発生など身近に迫る感染に戸惑いや不安を抱えながら日々をお過ごしの事とお察しいたします。安達太良マウンテンガイドネットワークでは新型コロナウイルス感染症対策のため、ツアーご参加の皆様には、過去14日間の体調観察と、感染対策用品の持参をお願いしております。
⚪︎過去14日間から本日(出発日)まで、下記の症状はありません。(37,5c以上の発熱、咳、咽頭通、鼻水、鼻詰まり、頭痛、倦怠感、味覚臭覚に異常、息苦しさ)
⚪︎本日の体温は37,5c未満でした。(出発時に確認させていただきます)
⚪︎過去14日間から本日まで、新型コロナウイルス感染者と接触はありません。
⚪︎既往症または持病は以下のとおりです。(なし、慢性呼吸器疾患、心臓病、透析中、抗癌剤使用中、ステロイド使用中、免疫不全状態、肝臓病、他)
⚪︎現在治療中の病気、服用中の薬があればお知らせください。
⚪︎感染症対策用品を全て持参しています。(マスク、アイウェア、アルコールジェルおよび除菌シート、ジップロック(ゴミ袋用)
*ご自身だけでなく周囲のためにも、ご理解とご協力をお願いいたします。
12月にこれだけの積雪があったのは何年振りだろうか?あだたら高原スキー場では一週間前倒しで12/19プレオープンになりました。我々も本格的な雪山にワクワクしながら山頂めざして9:30スタートしました。トレースもあったので迷わず薬師岳に向かったが、最終リフト上部あたりで先行者が積雪の多さに引き返してきた。ちょうどこの辺から急斜面で腰までのラッセルが続き薬師岳まで約2時間。13時半をもって断念を強いられる。仙女平分岐まであと僅かのところ!残念至極ではあるが山は逃げません。こんなことで今期も冬の安達太良山ツアーのスタートです。
2000/12/19 安達太良山 ガイド大槻
福島の山々にも積雪があり、ようやく冬本番になりました。なんだかワクワクするのは私だけでしょうか?
きょうは冬の装備を点検しながらザックの入れ替えしております。午後から、以前より興味あったボルダリングジムの入会手続きをしてきました(^_^)
ゼビオでシューズも購入したんですよ 笑。
HP管理者 登山ガイド大槻
東北の山々は少しずつ冬景色になってきましたね。
グリーンシーズンも終わり、冬のギア装備の点検やウェアに入れ替えなど何かと忙しい日々を過ごしています。
心残りの磐梯山裏磐梯コース。天気図を見て一路裏磐梯スキー場登山口へ。先導者?熊の足跡のみで誰一人いない磐梯山でした。山頂からは360度パノラマ絶景‼︎ 眼下には猪苗代湖、北西には雪に覆われた飯豊連峰が白銀に輝いていました。雪の状態や天候次第ではハードルが高い冬の磐梯山です。 ガイド大槻(12/2)

雪に覆われた誰もいない弘法清水小屋。

山頂からは360度パノラマ猪苗代湖が綺麗でした。冬山って確かにハードルが高いと思います。ゆとりをもった計画をしてください。
昨日は安達太良山ガイドしてきました。薬師岳からはすっかり冬景色でした。(2020/11/12)
アイゼンやピッケルを使った雪山登山を始めたい、あるいはもっと深めたい…。そう思い続けているあなたのために。
今年の冬こそ安全に楽しく、本格雪山に挑戦しませんか。
安達太良山は、比較的危険性が低く初級者でも登りやすいんです。
黄色が映える安達太良山の紅葉です。くろがね小屋付近の紅葉は実に味わい深い印象です。(10/6撮影)
奥岳からはロープウェイで一気に高度1,350m世界です。ここ薬師岳からは安達太良山が望めます。紅葉の覆われた山肌は素晴らしいの一言に尽きます。
きょうは明日の安達太良山沼尻コースツアーの下見を兼ねて「エクストリーム温泉」ガイド説明会に参加して来ました。
福島県の中ノ沢・沼尻温泉の源泉・沼尻元湯でついに野湯体験を楽しめるツアーの企画がスタート!安心のガイド付きで湧出量日本一のお湯を川で満喫。温泉好きなら誰もが一度は憧れるのが野湯。浸かるためには歩いて、自分で場所を見つけたり、または掘ったりと手間暇かかるもその全ての行程がまたたまらん、と思っている人も多いのでは?
ご参加の皆さまには、先駆けて沼尻元湯をご案内いたします。
安達太良山と云うと奥岳から登山コースとお思いでしょう。しかし、沼尻スキー場からは荒凉とした火山源沼の平を周回する魅力的なルートがあります。船をひっくり返したような山「船明神岳」から、グルーッと鉄山に向かって胎内岩を潜ったら沼尻元湯に到着です。渓流と混ざり良いお湯加減の秘湯に巡り逢うのです(^_^)来年もツアー企画しますので乞うご期待ください。
2020/7/12 安達太良山沼尻コースガイドツアー
ギリギリまで天気図を見ながら催行したツアーでしたが、沼尻コースは日本海側の天候が影響し結果断念に至りました。急遽、二本松市の塩沢に車を移動して、湯川渓谷の沢沿いを登る渡渉コースをご案内しました。雨模様で悪路と滑りやすい岩場など難度が増した山行となりました。反面、相恋ノ滝を眺める屏風岩や八幡滝に魅了されて疲れも安まるようでした。
安達太良山は、奥岳登山口からゴンドラで登るメインコース、沢沿いを登る塩沢コース。そして火山源を周回する沼尻コースなどたくさんの登山口がございます。詳細をご覧いただき体力にあったコースをお選びください。
登山ガイド大槻
福島県より、火山活動の影響で通行止めとなっている登山道:
浄土平~ 酸ヶ平~ 一切経山山頂の通行規制解除について発表がありました。
令和2年6月10日(水)10時より解除となります。
・大穴火口の間近を通る「直登ルート」は引き続き通行できません。・吾妻山(一切経山)は活火山であり、現在、噴火警戒レベルが最も低い「1」ではありますが、突発的な噴火が発生する可
能性もあるため、事前に十分な準備の上、ご利用願います。
・吾妻山の火山防災に関連する情報については、災害対策課などのページをご確認下さい。
くろがね小屋は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言のため休業しておりましたが、5月16日(土)から営業を再開いたします。宿泊のご予約をいただきましたお客様、休憩ご利用のお客様にはご不便とご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんでした。
また、営業再開にあたり下記のとおりご利用のお客様へお願いがございますので、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
【ご利用のお客様へのお願い】
・発熱・咳・強い倦怠感等のある症状の方のご利用はお控えください。
・館内でのマスクの着用をお願いいたします。
・ゴミのお持ち帰りのご協力をお願いいたします。
・宿泊のお客様の人数を制限し、一定の空間を確保出来るようにいたします。
・宿泊のお客様は各自寝袋の持参をお願いいたします。
(就寝時のマスクの着用をお願いいたします。)
・食事の提供を当分の間控えさせていただきますので、お食事の準備をお願いいたします。
・温泉の入浴利用は1回につき、2名ずつとさせていただきます。
・休憩利用の方は、混雑にならないよう人数制限をさせていただく場合がございます。
【くろがね小屋での取り組み】
・すり、ドアノブ、脱衣所等アルコール消毒を行っております。
・定期的に室内の換気を行っております。
・スタッフはマスクを着用してご対応させていただきます。
・受付に飛沫防止パーテーションを設置しております。
積雪期以来自粛していた安達太良山くろがね小屋に寄ってきました。どの山小屋もそうですが、くろがね小屋スタッフも、試行錯誤しながら「感染させない」「感染しない」ために最大限の努力しているようです。そんな中、4月より新人スタッフが加わりました。吉野雄一郎君です。くろがね小屋に寄ったときは声をかけてください。よろしくお願いします。

くろがね小屋もコロナウイルス感染症予防対策がなされている。今年4月から小屋のスタッフに加わった新人、吉野雄一郎君です。よろしくお願いします。
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